炎症症状が原因

症状が引き起こされる要因

ムズムズするようなアレルギー性鼻炎の症状は、鼻の粘膜が炎症することで起きます。まず、鼻から吸い上げられた空気は鼻の粘膜組織である中鼻甲介と下鼻甲介の間を通って、肺へと送られます。この際に、空気や酸素とは別に、スギ花粉やハウスダストの原因となるホコリや家ダニといった、鼻の粘膜では有害となる物質を一緒に取り込んでしまうがために鼻の粘膜で問題が起きます。これらの有害な物質というのは、鼻の粘膜に付着すると、抗原となるので、鼻の粘膜で生成された抗体とこれら抗原が結び付いてしまうと、アレルギー反応が起きます。抗体は抗原に対して、有効ではあるものの、抗原の量があまりに多い場合、これらの働きが鈍り、抗原とともに「ヒスタミン」という刺激物質を形成してし、鼻の粘膜を炎症させてしまいます。これにより、アレルギー性鼻炎の症状がもたらされるのです。

アレルギー性鼻炎には二種類のものが存在します。一つ目は「季節性鼻炎」というものです。これは花粉が多く飛び交う時期によく発症される、いわゆる花粉症のことで、花粉症に限らず、季節の変わり目による気候の変化が原因でも起きます。もう一つはアレルギー性鼻炎の症状が慢性的に出る「通年性鼻炎」です。これは名前からも明らかなように、一年中、アレルギー性鼻炎の症状がついて回るというもので、こうなってしまうと、ひどいものでは手術を必要とし、「季節性鼻炎」とは違って、なかなか治りにくいとされています。また、「季節性鼻炎」の発症期間が長く、いつまでも症状がよくならない場合は、「通年性鼻炎」となっている場合もあるので、注意が必要です。